睡眠のリズムを考える

いつも寝起きが良くない、昼間に眠くなってしまうといった睡眠に関する問題を抱えている際の改善方法として、一般的な睡眠のリズムに着目するというものがあります。
人は、いつも同じような深さで眠っているわけではありません。
就眠した直後は深い眠りに向かって行きますが、だんだんとまた眠りが浅くなります。
そして、再び眠りが深くなって浅くなるといったサイクルを持っているのが特徴です。
深い眠りであるノンレム睡眠と、浅い眠りであるレム睡眠があるという事実をまず知っておくことが大切です。
そして、眠りが浅いレム睡眠のタイミングで起きると寝起きが良くなります。
この2つはほぼ90分のサイクルで交互に繰り返しているため、大まかには90分の倍数で睡眠時間をスケジュールするのが合理的です。
6時間、7時間30分といった時間が多くの人にとっては適切になりますが、人によって必要な睡眠時間に違いはあるのでそれぞれ試してみると良いでしょう。
寝起きが良くなると1日の活動度が上がりやすく、日中に眠くなるリスクも低減されます。
特に寝起きが悪いことが悩みになっていた人にとって高い効果を期待できる方法なので、試してみるのが大切です。
ただし、90分というサイクルは、あくまで平均的に見た値であるということに注意しなければなりません。
個人差があるので、自分にとって適した時間を試行錯誤してみる必要があります。
うまく自分に適した睡眠リズムがわかると、いつも元気に過ごせるようになるでしょう。